電車の中で

確認

瑠莉は、ミカを問い詰めた。
「んー、それは、あたしの口からは、いえないなー。」
「えー?なんでよ。」
「んーいろいろ!まあとにかく本人に聞いてみなよ。」
「えっちょっ待って!。」
ピリリリリリリリリリ―
「あっ彼からめ―るだ!」
「え?彼?居るの?」
「あったりまえじゃん!彼氏の1人や2人いるに決まってんでしょ?」
「そっかあああ。じゃあ今日はありがとう。また明日学校で!」
「いえいえ。んじゃあーバイバイ!」
瑠莉は、ミカに別れを告げ、家に帰った。
瑠莉は、ベッドに横になりつつ、考えごとをしていた。
「んー、誰なんだろう?劉生の好きな人って・・・。あー考えてもラチがあかない!明日聞いてみよう!あーえーでも聞けるかな?ミカにも手伝ってもーらおっと!」
そのまま、うとうとしていたら、いつのまにか瑠莉は眠りについていた。
「おっはぁ★」
「あっ!おっはぁ★劉生!」
「今日も1日始まるな!」
「うん・・・そーだね!」
「あっ、そーいや今日からテストだな!」
「えっ?まぢで?やばっ!勉強してないよ~。」
「瑠莉、頭わるそーだもんな(笑」
「うっさい!!バカっっ!どーせ劉生だってあんまり変わらないでしょ?」
「えー?俺?俺頭悪くないよ?前の学校で学年トップだったし!」
「うっそ!まぢで?」
「うん!まぢまぢ!」
「すっごーい!ってかなんで今まで教えてくんなかったの?」
「えーだってそんなに思われてるって思ってなかったもん!」
「教えて!!」
「いーけど、今日のは、諦めろ!明日のから教えてやるから。」
「やったぁ!劉生と勉強だあ!」
「あはは!そんなに喜んでくれるとは思わなかったよ。」
キーンコーンカーンコーン――。
―はーい、後ろから集めてきて。――

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