電車の中で

突然

「あ、ちょっとトイレ行ってくるわ。」
「はぁい！」
１人で教室に残っている瑠莉はふと劉生のケータイがなっていることに気がついた。
（あっっ！ケータイなってる・・・。どうしよう。。。急用だったら困るだろうしな・・・。出ていいかな？）
ピッッッ・・・。
この電話に出ることによって２人の関係が崩れ去っていくとは誰にもわかるはずない。あの２人の・・・・。
電話の向こうでは、女の人の声がした。
「あ・・・。劉生くん？やっと出てくれたぁぁぁ。う・・うぅ・・うぅ・・・。」
電話の向こうの人ゎないているようだった。
（え？誰？ないてるの？）
「あのね。何も話さなくていいから聞いて？あたし、１回振られちゃったけど、やっぱり、あたし・・・あたし・・・劉生くんのこと好きなの・・・。今の彼とゎ別れたよ・・・。あたしにゎ劉生くんしかいないの・・・。２番目でもいい・・・。瑠莉にゎ内緒であたしと付き合って？わがままなのゎわかってる・・・・でも、やっぱり好き・・・。」
この人劉生のこと好きなんだ！
ん？
でもなんか違和感があるなぁ・・・・。
この声――どっかで・・・・
もしかして！！！！！！！！！