たった1度の人生


そして、年が明け、3学期。

季節はずれの転校生となった。


「みっ、南小学校から来ました。
水原栞ですっ。

仲良くしてくれるとうれしいですっ。」


この時私はすごく緊張していた。


休み時間になって男の子に話しかけられた。


「ねぇねぇ、
さっきめっちゃ緊張してたでしょ?」


ニヤニヤしながら話しかけてきてびっくりした。


「うん。すっごく緊張した。」


だよねって顔しながら話を続けた。


「こーんなに肩があがってて、
緊張してるのバレバレだったよ。」


半笑いしながらそんなことを言ってきた。


ひどいなぁと思いつつも話しかけてくれたことがすごく嬉しかった。



そして私は休み時間ずっと
新しい友達に囲まれて

人気者の転校生になった
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