ストーカー気質からの脱却を試みる
「どうした?寝れない?」
ぼーっと天井を見ていたら、隣で寝ていたきょうくんが声をかけてきた。
「ううん、大丈夫」
あれは2年前の出来事。
今わたしの横には新潟の彼がいる。
これまでの自分を振り返ってみると、どうしようもないクズに思えたり、救いようのない女に思えたりする。
依存していないつもりでも、心のどこかで"男"という存在を求めてる。
いやらしい意味ではなくて、お別れをするたびに一人になってしまったという孤独感が襲ってきて、それを埋めるために次の相手を探してるんだ。
はたから見れば、常に男がいないと駄目な女。(一人につき年単位で交際はしているけど)
この人と一緒になって2年が経つ。
わたしは25歳、きょうくんは31歳になった。