私の王子様は、冷酷なんかじゃありません
迎えに来てくれるという類に甘え、
王子の家に迎えにきてもらうのも…と思い、
冬月公園に迎えにきてもらうことにした。
ベッドから出て、
急いで着替える。
とりあえず鞄にケータイを入れて部屋を出て、王子の部屋まで走った。
コンコンッ
部屋のドアをノックするけれど、
反応がない。
「……寝てるのかな?」
とりあえず、王子には置き手紙をかいてこくことにした。
メモとシャーペンをバックから急いでとりだす。
……でもなんて書こう。
警察に行ってきます?
ううん、こんなことはさすがに書けない。
結局、買い物に行ってきます、と書いておいた。