私の王子様は、冷酷なんかじゃありません


な、な、何を言ってるの類!?
それって……それって告白じゃない!

類のとんでもない発言に口をパクパクさせる私。

そんな私を見る類の顔はどこまでも真剣だった。


「第一、好みでもない女拾う男なんていないだろ……」

「え、類何か言った……?」


もごもご喋られても聞き取れないよ。


「……なんでもねぇ、ほら、乗れ」


そう言って、半ば強引に車に連れ込まれる。

類、一体どうしちゃったの……!?



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