私の王子様は、冷酷なんかじゃありません

あぁあ、私今ものすごく恥ずかしいこといってる!

でも、このくらい言わなきゃ、この鈍感王子にわかってもらえるわけがないのだ。


「あぁそっか。わかった」


そういって王子も小さく頷く。
さすがの王子もそんなことが分からないほどの子供ではなかった。


「絶対ですよ!同居してることは絶対秘密です!」


そうやって念押しする。

あぁあ、なんか私さっきから恥ずかしすぎる。

同居、とか…



でも、お姉さんにばれるよりは絶対にましだ。

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