龍瞳ーその瞳に映るもの
そんな事を考えていた私の前に
現れたのはアズで。
部屋に戻る前にきまずい思いを噛みしめる。

「乗れ」と前にある車に首を向けた。

言われるまま乗り込めば
運転席にアズが座った。

いつものように後部座席に座った私と
運転席に座ったアズの微妙な位置は
きまずい空気を少しだけ和らいでくれた。

動き出す車はパトカーとすれ違う。
きっとアズは何食わぬ顔をしているはず。

この任務が何の為なのかわからない。
今、漠然とわかるのはあのスーパーを
少なくとも助けた気がする。

そんな事をする理由はわからない。
< 107 / 306 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop