龍瞳ーその瞳に映るもの
イクヤが見えなくなって家に帰る前に
アズに知らせなければと
携帯を取り出したと同時に着信。
サクヤさんからだった。
何かがないとかかってこない電話。
「はい」
美緒ちゃんちからは見えない死角に
移動して小声で答える。
『簡潔に言うねイクヤ接触してきたね』
「うん」
やっぱり見ていたんだ。
『なんて言ってきた?』
「明日、会いたいって。手を組まないかって」
『ナノハはなんて答えた』
「明日、12時池場のトムの木で会う事にした」
『段取りする。ナノハお願いがある。この事はアズには内緒にしてほしい』
サクヤさんの小声の理由がわかった。
『ナノハの事になるとアズはアズでなくなる』
龍瞳という組織を守る為にお願いしたいと言われれば断る理由はない。
「わかりました」
俺が責任持つからと
サクヤさんは電話を切った。
アズに知らせなければと
携帯を取り出したと同時に着信。
サクヤさんからだった。
何かがないとかかってこない電話。
「はい」
美緒ちゃんちからは見えない死角に
移動して小声で答える。
『簡潔に言うねイクヤ接触してきたね』
「うん」
やっぱり見ていたんだ。
『なんて言ってきた?』
「明日、会いたいって。手を組まないかって」
『ナノハはなんて答えた』
「明日、12時池場のトムの木で会う事にした」
『段取りする。ナノハお願いがある。この事はアズには内緒にしてほしい』
サクヤさんの小声の理由がわかった。
『ナノハの事になるとアズはアズでなくなる』
龍瞳という組織を守る為にお願いしたいと言われれば断る理由はない。
「わかりました」
俺が責任持つからと
サクヤさんは電話を切った。