龍瞳ーその瞳に映るもの
ナノハと呼ぶその掠れた声に
疼きが限界を超える。

淫らでもふしだらでもいい。
アズにならどんな事をされてもかまわない。

アダムとイブが手にした禁断の果実のように私はアズに狂い咲く。

淫靡な余韻が支配するベッドの上で本能のまま愛し合って死んだように眠りに落ちる。
それは私が手にした禁断の果実。

深い眠りに落ちた私は
アズの愛の深さを知らずにいた。
禁断の果実を手にしたのは
私だけじゃなくアズも同じだったと
知るのはもっともっと後のこと。
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