先生のことなんて好きにならない!
「げ…」
あからさまに嫌な顔になるはる。
「おい、そこの。隠れてるやつ」
「いいじゃんこれくらい!」
「だめなものはだめだ」
スカートの丈が短いと捕まってしまったはる。
常習犯なのか名前とクラスまで覚えられていた。
そんなに怒られているのなら直せば良いのに…
なんて思いながらふと、遠くを見ると、女子生徒に囲まれる諸星先生の姿が見えた。
やっぱり人気なんだ…
ちくっと胸が痛んだような気がした。