先生のことなんて好きにならない!
「おかしなこと言ってないで早く教室へ行こう?」
「おかしくなんてないのにー」
「もう!この話終わり!あ、そういえば、今日は補習ないんだった。久しぶりに放課後寄り道しない??」
「いいね!」
ころっと変わるはるの表情に笑いながら、そういえばはると放課後に遊ぶのって久しぶりかもと、今日の放課後のことを考えて心が弾んだ。
それから、お昼の時間になってもテンションの高いはる。
「は〜早く放課後にならないかな〜」
わたしの机と隣の机をくっつけて、お弁当を広げながらそう言うはる。
「何が楽しみなの〜?」
そこへ、椅子を持って私たちのところへとやってきた夏くん。
「あれ、夏目くんどうしたの」
そうはるが聞くと、
「今日はお昼1人なんだ。一緒に食べても良いかな」
そう言って、夏くんも一緒にお昼ご飯を食べることになった。