先生のことなんて好きにならない!
「それで?何が楽しみなの」
お弁当を広げ、そう聞く夏くん。
「今日は久しぶりに七瀬と遊ぶの」
「へ〜!いいね」
「あっ、夏目くんも来ちゃう??」
「いいの?」
「いいよね?」
夏くんとはるが盛り上がっていて、そのノリのまま私に許可を取るものだから、
「もちろん!」
とこちらのテンションもつい上がっていた。
「夏目くんと言えば!この間七瀬と一緒に登校してたじゃない?それからある疑惑が私の中にあるのですが…」
「付き合ってるんじゃないかって??」
はるの問いにさらっとそう聞き返す夏くん。
私は、食べていた卵焼きがのどに詰まりそうになった。