先生のことなんて好きにならない!





「もちろん、タダでとは言いません!」


「何、金?」


どうするか考えずに口走ってしまった…!


「お金は…バイトしていないので…」


「じゃあ、何?…え、体はやめてくれよ」


「しっしません!」


一瞬そういった映像が頭の中を流れかけてすぐさま消した。


「それじゃあ、七瀬は何が得意なわけ?」



何が…できるか。

頭をフル回転させ何か良い案はないか探し出す。



「んー、掃除とかお料理とか」


「…主婦だな」


「良いじゃないですか!家事が出来る方がお嫁に行きやすいんです!」


「ん、じゃあそれで良いや。俺の家すごい汚ないから片付けてくれない?」


「良いですよ!その代わり勉強教えて下さいね!」



そんなので良いのか〜お掃除で成績があがるのならラッキーだ。
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