先生のことなんて好きにならない!




ん?でも、よく考えてみれば先生は男なわけで…私は女で…男女で2人っきりってだけでもまずいのに教師と生徒…

いや、でも、昔はそういうのよくあったって聞くし!

それに、私先生のことなんとも思わないし!


大丈夫…だよね?


先生の家に行くことになった私は、荷物を持って先生の後ろを歩き駐車場へと向かう。


「…乗らねーの?歩いてここから行くわけ?」


つい、緊張で車を前に固まってしまった。


「え!のっ乗ります!そもそも場所がわからないし!」



う、わあ…先生の車だ…

先生の車はとても良い匂いがした。

助手席に乗り、シートベルトを締めようとするのだけど、緊張からかなぜかちゃんと締めることができない。



「何してん…だよ」



先生が運転席から私の方に体を倒しシートベルトを代わりに着けてくれた。

びっ…くりした…
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