先生のことなんて好きにならない!




「お昼ここに置いておきますから!食べて午後も頑張って下さいね」


「うん。あ、そういえば、放課後実習生来て大丈夫だった?七瀬に確認取らなかったなと思って」


「ああ、私は大丈夫です」



ただ居るだけだろうし、迷惑にはならないはずだ。



「そうか。じゃあ、放課後」


「はい。失礼しました」


「ん、あ、これ」



準備室を出る直前で何かを胸ポケットに入れられた。



「ありがとうございます」



何を入れられたのか分からないままそう言ったけど、何だったのだろうか。


少し歩いたところで、胸ポケットを見ると甘そうな味の飴が入っていた。


…かわいい。


本当、先生飴すきだなぁ。
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