先生のことなんて好きにならない!




「んー、でも、難しいなぁ。そもそも私、彼氏とかいないし」



そうなのだ。可愛くて優しくておしゃれなはるでさえ彼氏がいない。



「まあ、でも、付き合ってないんだし、狙ってるわけでもないならカジュアルなのが良いんじゃん?」


「なるほど」


「いつも通りで良いんだよ。私と遊ぶみたいな格好で十分かわいいよ」


「そっか。ありがと」


「報告待ってるからね!相手は伏せてもデート内容は教えてよ?それくらいは良いでしょ?」


「期待に応えられるかわからないけどね」



そう伝えて、通話終了ボタンを押した。

はるのお陰で少し気が楽になったかも。
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