先生のことなんて好きにならない!
「それじゃ、帰りますね」
先生の分のよるご飯を作り終え、服も乾燥し、着替えたので帰ることにした。
「食べてけば良かったのに」
「もう暗いですし。長居しちゃ悪いですから!」
「そうか。送らなくて大丈夫か?」
「大丈夫です!こう見えて私強いですから!」
ぶんぶんと腕を回し強さアピールをすると、先生は手で口元を押さえながら、ふはっと笑っていた。
「今日はありがとうございました!」
「いいえ。俺もチケット余らなくて済んだし、飯までありがとうな」
「いえ!それじゃあ、また学校で」
「ああ」
失礼しますと言ってぺこりと頭を下げ、先生の家を出た。