イジワル御曹司のギャップに参ってます!
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私たちのお詫びの品が、新藤社長の元に届いているということは、流星の情報源である秘書課の子から確認済みだ。
正しくは、秘書に包装紙を開けさせて、中身を報告させてから、破棄するように命じているらしい。
やはり頑固一徹の新藤社長。手土産程度でつられるような人柄ではないということか。
それにしても、高級食材が毎日毎日破棄されているとは。庶民としては心が痛む話である。
それはそれとして食べても罰は当たらないのに。もったいない。

だからこそ、今日もお詫びの品を開封するだろうということは確信していたし、それにあたって、ちょっと細工を仕込んでおいた。
これを見た新藤社長が黙っていないことは火を見るよりも明らかだ。
彼がそういう性格だってことは分かる。人を見る目にはちょっと自信があるのだ。
良い意味でも悪い意味でも、今日が最後の謝罪行脚になるだろう。
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