水と油の二人。
いがみ合う二人だけど、そこには隠された秘密が……
さり気ない優しさと、本当の彼の姿を知った時に、少しずつ戸惑いながらも突き進んでいく想い。
ただ優しいだけではなく、時には厳しい言葉も――…
それが読んでいてもどかしい気がしたのですが、他の作品では傷ついた時に優しさを向けられ恋におちるというストーリーが一般的に多かったのですが、この作品はそうではなく、いがみ合う二人だからこそのやり取りがあり、それが新鮮で、それでいて納得がいくものでした。
優しいだけがその人を思いやるのではないということがよくわかる作品でした。