【短編小説】僕らの吊り橋冒険記
僕らの吊り橋冒険記
或る秋の10月頃、秋月竜、秋月涼、鬼道誠、水鳥澪、榎本エリ、高橋炎魔、柊暦、国木田俊也が次の悪戯の計画を練っていた。

東大からお誘いがきている程の天才児、柊暦が司会進行をしている。

出てきたのは、「大人たちが勉強しろとうるさい」とか「大人に悪戯をしよう」とか、そんな意見だった。

僕は気が向かなかった。仕返しが怖すぎる……。

僕は反論しかかったが、遅かった。もう結論は出ていて、「明日から皆で家出をする」ことになったようだ。勿論、僕も子供なので、大人への恐怖心よりも家出への好奇心が勝ってしまい、ついて行くことになった。
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