『ココロ彩る恋』を貴方と……
ドアの向こうにいる人を想いながら体を反転させた。

邪魔者はもうすぐいなくなるから、それまでは精々頑張らせて欲しい。



(掃除しかできないけど……)


凹みを補うことしかできない私だけど、それでも手助けになればいい。



身を縮めながら、外へ向かう道を歩きだした。

吹き始めた北寄りの風に、ぶるっと身を震わせた………。



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