『ココロ彩る恋』を貴方と……
プロでもミスするのね
兵藤さんの仕事部屋は、母屋から繋がる渡り廊下みたいな所を通り抜けた先にある。
学校の武道館みたいな外観で、硝子戸を開けた先には大きくて広い玄関スペースが設けられてあった。
(うわ。面白い)
壁沿いに並んだ下駄箱を眺めながら、奥へと進む人の後を追う。
バリアフリーで続く部屋の中は全て床張りにされていて、綺麗に磨かれたブラウンカラーの床板は、足を入れたと同時に点けられた天井の明かりに照らされて光っていた。
「満仲さん」
床の輝きに目が眩んでいる私に声をかけた人は、右側の壁際にしゃがみ込んでいた。
「こっち」
手を振りながら招く。
「は…はい」
部屋の様子を確かめることもできずに、彼のいる方へと向かった。
「此処にある紙ならどれを使っても構わないから」
壁の途切れた奥に体育館倉庫を思わせる場所が作られてあった。
その中に置かれてあるものは、多量すぎる程の紙の山で。
「あ……の……」
何だこれは…と言いたくなる程、無造作に積まれてある紙。
色取り取りの紙は、いろんな種類みたいで……。
「この中に和紙もあると思う。適当に探して持って行っていいよ」
「いいよ……って」
確かに持って行っていいのは有難い。
でも、その前に……
学校の武道館みたいな外観で、硝子戸を開けた先には大きくて広い玄関スペースが設けられてあった。
(うわ。面白い)
壁沿いに並んだ下駄箱を眺めながら、奥へと進む人の後を追う。
バリアフリーで続く部屋の中は全て床張りにされていて、綺麗に磨かれたブラウンカラーの床板は、足を入れたと同時に点けられた天井の明かりに照らされて光っていた。
「満仲さん」
床の輝きに目が眩んでいる私に声をかけた人は、右側の壁際にしゃがみ込んでいた。
「こっち」
手を振りながら招く。
「は…はい」
部屋の様子を確かめることもできずに、彼のいる方へと向かった。
「此処にある紙ならどれを使っても構わないから」
壁の途切れた奥に体育館倉庫を思わせる場所が作られてあった。
その中に置かれてあるものは、多量すぎる程の紙の山で。
「あ……の……」
何だこれは…と言いたくなる程、無造作に積まれてある紙。
色取り取りの紙は、いろんな種類みたいで……。
「この中に和紙もあると思う。適当に探して持って行っていいよ」
「いいよ……って」
確かに持って行っていいのは有難い。
でも、その前に……