『ココロ彩る恋』を貴方と……
「ぎゃ〜〜〜っ!!」
室内に響くほどの大きい声を出してしまった。
だって……
「な、何すんですか!もうっ!!」
胸掴んだでしょう!今!!
「いや、あの、今のは不可抗力って言うか、偶然にも胸が前にあって…」
「やだもうっ!ばかっ!!」
前を隠すようにして逃げた。
こんな事ばかり起きるから私の気持ちがどんどんエスカレートしていくんだってば。
「満仲さん……!」
兵藤さんの声が私を呼んでいる。
でも。
(今は側に行けない〜〜!!)
失敗作だと言っていた絵を褒めてしまったことへの情けなさと、大きくもない胸を鷲掴みにされたことへの恥ずかしさが重なっている。
バタバタと走り込んだのはキッチン。
その床に座り込んで、両腕を交差するようにして自分の体を抱いた。
(恥ずかしい〜〜)
こんな状態でも仕事をしなければいけないなんて、最悪な日だ。今日はーー。
室内に響くほどの大きい声を出してしまった。
だって……
「な、何すんですか!もうっ!!」
胸掴んだでしょう!今!!
「いや、あの、今のは不可抗力って言うか、偶然にも胸が前にあって…」
「やだもうっ!ばかっ!!」
前を隠すようにして逃げた。
こんな事ばかり起きるから私の気持ちがどんどんエスカレートしていくんだってば。
「満仲さん……!」
兵藤さんの声が私を呼んでいる。
でも。
(今は側に行けない〜〜!!)
失敗作だと言っていた絵を褒めてしまったことへの情けなさと、大きくもない胸を鷲掴みにされたことへの恥ずかしさが重なっている。
バタバタと走り込んだのはキッチン。
その床に座り込んで、両腕を交差するようにして自分の体を抱いた。
(恥ずかしい〜〜)
こんな状態でも仕事をしなければいけないなんて、最悪な日だ。今日はーー。