『ココロ彩る恋』を貴方と……
心はまるでくれないし、言葉だけだったり物だけだったりするけど。
それでも少しは距離が縮まっているような気がする。なのに知らん顔していてもいいの?
(私が彼女だったら嫌だな……)
彼が有名な人ほど、独占したくなると思う。
誰にも触れさせたくないし、いつでも側にいたい。
(……でも、残念ながら彼の心を掴んでいるのは私じゃないんだよね)
そこにある現実を思うと落ち込む。
兵藤さんの心に住んでるのは私じゃない。だから、私はやっぱり何処までも独りだなぁ…って感じる。
これからもきっと、誰にも愛されずに生きていくんだろうと思う。
折角できた好きな人に、「好きです」も言えずに契約が切れてしまうんだ。
「虚し……」
ショボンと肩を落としてしまった。
兵藤さんみたいなハイレベルな人を好きになるんじゃなかった。
(……でも、何処となく似てるんだもん……)
昨日、「おはよう」を言った彼の言葉を聞いて思い出した。
兵藤さんとの暮らしぶりは、何となく家族との暮らしに似ている。
心を閉ざして開けなかった子供の頃の私と、少しずつ距離を縮めていこうとしてくれた家族との関係に似ている。
「……私は独りみたいなもんだったけど、兵藤さんには彼女がいるから違うか」
それでも少しは距離が縮まっているような気がする。なのに知らん顔していてもいいの?
(私が彼女だったら嫌だな……)
彼が有名な人ほど、独占したくなると思う。
誰にも触れさせたくないし、いつでも側にいたい。
(……でも、残念ながら彼の心を掴んでいるのは私じゃないんだよね)
そこにある現実を思うと落ち込む。
兵藤さんの心に住んでるのは私じゃない。だから、私はやっぱり何処までも独りだなぁ…って感じる。
これからもきっと、誰にも愛されずに生きていくんだろうと思う。
折角できた好きな人に、「好きです」も言えずに契約が切れてしまうんだ。
「虚し……」
ショボンと肩を落としてしまった。
兵藤さんみたいなハイレベルな人を好きになるんじゃなかった。
(……でも、何処となく似てるんだもん……)
昨日、「おはよう」を言った彼の言葉を聞いて思い出した。
兵藤さんとの暮らしぶりは、何となく家族との暮らしに似ている。
心を閉ざして開けなかった子供の頃の私と、少しずつ距離を縮めていこうとしてくれた家族との関係に似ている。
「……私は独りみたいなもんだったけど、兵藤さんには彼女がいるから違うか」