『ココロ彩る恋』を貴方と……
食卓に五色の物が並んでいた訳もお店で出していた料理を並べていたからで、栄養の面を考えながら選んでいると、自然とそういうふうになっていったんだ。
「私もあの頃のようにサラダやシチューに彩りを添えてみたいけど、兵藤さんの口には合わないし」
まるで彩りを良くするのがいけない事のように口にもしてくれない。
『いつからこんな食事をしているの!?』
厳しい口調で聞いた河井さんのことを思い出した。
彼女が知る限り、以前はきちんと彩りのある食事をしていたんだと思う。
「一体いつから単色志向になったんだろう。彼女が亡くなったのが原因?と聞いてたから、もしかして家族と何か関係アリ?」
半年ほど前に事故で亡くしたと聞いた。
その悲しみのあまり、色の付いた物が食べれなくなったんだろうか。
「う〜〜ん…」
家族が亡くなった悲しみなら私にもわかるよ。
心の拠り所になっていた柱が消えてしまったようで、大きな穴が空いてしまったから。
「暫く何もできないくらい落ち込んだなぁ〜〜」
何とか命を食い繋ぐことだけは続けた。
カップ麺が主流の生活になったのは、多分その頃の影響が大きいと思う。
「食事に関してだけ言えば、兵藤さんの方が勝ちだな」
私の食生活は成ってない。
これを河井さんが知ったら、即刻クビにされるかもしれない。
「私もあの頃のようにサラダやシチューに彩りを添えてみたいけど、兵藤さんの口には合わないし」
まるで彩りを良くするのがいけない事のように口にもしてくれない。
『いつからこんな食事をしているの!?』
厳しい口調で聞いた河井さんのことを思い出した。
彼女が知る限り、以前はきちんと彩りのある食事をしていたんだと思う。
「一体いつから単色志向になったんだろう。彼女が亡くなったのが原因?と聞いてたから、もしかして家族と何か関係アリ?」
半年ほど前に事故で亡くしたと聞いた。
その悲しみのあまり、色の付いた物が食べれなくなったんだろうか。
「う〜〜ん…」
家族が亡くなった悲しみなら私にもわかるよ。
心の拠り所になっていた柱が消えてしまったようで、大きな穴が空いてしまったから。
「暫く何もできないくらい落ち込んだなぁ〜〜」
何とか命を食い繋ぐことだけは続けた。
カップ麺が主流の生活になったのは、多分その頃の影響が大きいと思う。
「食事に関してだけ言えば、兵藤さんの方が勝ちだな」
私の食生活は成ってない。
これを河井さんが知ったら、即刻クビにされるかもしれない。