私-後編-
今日は智君の友達が出産したので、家に赤ちゃんを見に行く事になった。





“お邪魔しまぁす”


すごい大きな一戸建の家だった。


智君の友達(一輝)が玄関まできて、私達は赤ちゃんの寝てる部屋へ案内された。


ハルはベットで寝てる赤ちゃんに興奮し、抱っこ抱っこと言っていた。


『可愛い〜!』

「ハルにもこんな時があったんやろなぁ〜」


私は胸がギュッとなった。


「智君の彼女なんてまだ若いしどんどん産めるやん」

一輝君の奥さん(瞳)が微笑みながら言った。


「アハハ〜!」


智君は笑ってその場はごまかしたが、本当はどう思ってるんだろう…??


と、言うより私達はまだキスしかしていなかった。


いつもハルが居るから…


私はハルと、智君と3人で楽しく過ごせたらそれで良かった…――



それから瞳さんと、智君達と話していたが、私はうわの空だった。




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