私-後編-
勘違い
それからはまたバイトと家の往復の毎日だった。
そして11月も終わろうとしていた…――
バイトが休みだった私は昼間から家でハルとゴロゴロしていた。
ブーッブーッブーッ…―
メールが鳴った。
ピンクのイルミネーションを見て、智君からだとすぐにわかった。
“俺の事ほんまに好き?”
昼間っから何聞いてるんだろう?
“急にやなぁ!好きやでヽ(´▽`)/”
返信したが、それからメールは途絶えた。
何だろう…
少し気になったが、いつもの事だなくらいに思っていた。