私-後編-

もーすぐクリスマスだなぁ…――


なんて考えてると、ナツから連絡があった。


「買い物行こう?」


以心伝心?



ナツと待ち合わせをし、街へ向かった。


「何あげよかなぁ?」


『あたしも悩むわぁ…』


そんな事を話しながら私達は必死に選んだ。



悩んで悩んで結局私は智君にヴィトンの財布を買った。


この為にバイトしてたと言ってもいいくらいだ…



ナツもプレゼントを買うと、私達はブラブラしていた。


「‥み?…亜美!」


遠くから私を呼ぶ声がした。


ナツと振り返ると、懐かしい人がいた。



その人は近づいて来た。


「あの…ごめんな!!」

私の前にきて頭を下げて謝った。


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