私-後編-
「でも…松はほんまに渡辺の事好きやってんで?
 アイツはお前の子供の父親が自分やったらよかったって会う度に言うてた…
 だから…お前にはほんまに幸せになってもらいたいって俺は思う。」

『うん…ッッ』


涙が止まらなかった。


そして明日お通やで会おうと言って電話を切った。




次から次に頬を伝う涙…――




何で死んだの?





わかんないよ…――



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