私-後編-
私は急いでデパートを出ると、さっきとは違うファーストフード店でポテトを買うと、公園に向かった。
本当何やってんだろ…
アキはずっと私だけを想ってくれてる…
なんて自惚れもいいとこだ…
私の気持ちが松に揺れたように、アキだって…
人は日々成長するんだ…
人の気持ちも変わるんだ…
私が一番わかってたハズでしょ?
あれ程アキ、アキと言ってた私が、少し松に気持ちがいってたんだし。
かなりの自惚れもいいとこだよね…
何でも都合よく考える自分勝手さに呆れて笑っちゃうよ…
私は土曜日になってもアキの家には行かなかった。
おじさん…
香織さん…
ごめんなさい…――