私-後編-
テントも無事に完成し、皆ビールを飲んだり海に入ったりと楽しんでいた。
ナツは兄と、兄の友達と楽しそうにはしゃいでいた。
私とハルが砂で遊んでいると、智君が近づいてきた。
「海入らん?」
「うみー!いくー!」
ハルは智君に抱きつき、離れなかった。
「よーし!ハル坊行くべ!
今テント誰もおらんし、亜美っ子も着替えてきいさ」
『う…うん。』
私はハルの水着を智君に渡すとテントの中で着替えた。
上から白いTシャツを着て…
テントから出ると、ハルと智君はすでに海に入って遊んでいた。
「おい!Tシャツはおじさんショックやわ」
私に気付いた智君が言った。
『焼けたら嫌やし〜!
欲情されても困るやん〜アハハ』
「なんやとー!」
そう言うと智君は水をバシャバシャかけてきた。
ハルはキャーキャー喜んでいた。
『いや〜!化粧がぁぁ』
「おらおら〜」
智君はさらにヒートアップして水をかけてきた。
私もやり返して、ハルと3人で夕方まではしゃいでいた。