私-後編-
それぞれ
私は家へ帰ると、ハルとお風呂に入り、部屋に戻った。
私も働こうかなぁ…
出産費用は私の貯金から出すつもりだったが、父が貯金は使うなと言って、結局父が払ってくれた。
いつまでもこのままじゃいけない…―
ハルもこれからお金がかかるし…
私はさっそくママに話しに行った。
「まだ働かんでもいいんちゃう?」
『いや!働く』
「ハルはどうするんさ?」
『……』
「わかった。昼間なら見ててあげるから。その代わり真面目に働くんやで?」
結局ママに見てもらう事になり、まだまだ甘えてる自分がいた。
『わかった。』
私は部屋に戻ると智君にメールを送った。
“お疲れ☆
キャンプ楽しかったなぁ!
あっ、亜美働く事にしてん♪”