私-後編-
彼の過去
「亜美ちゃんありがとう!
もうあとはゆっくりしてて」
智君ママに言われたので、私は智君の部屋に戻った。
ハルは爆睡しているしする事がなくなった私はテレビを見ようと電源を入れた。
おもしろい番組もなく、チャンネルを変えようとリモコンを探した。
あった!!
手を延ばしたが、少し手に触れてリモコンは落ちた。
もぉ…
私は立ち上がりリモコンを取った。
リモコンは裏返っていて、一枚のプリクラが貼ってあった…――
テレビなんて見なければよかった…。
女の人と2ヵ月くらいの赤ちゃんのプリクラだった…
智君の子供?
アキと一緒じゃん…?
じゃあ私は?
不倫?
不倫ならママに会わしたくないよね?
バツ1?
何にも聞いてないよ…―
私は色々な事を想像していた。