闇の中に咲くランの花 Ⅲ

プルルルルッ



プツッ



綾斗「もしもし？流星か？」



流星『あぁ綾斗か…』



綾斗「あのさ…」



綾斗･流星『｢蘭来てないか？｣』



流星『えっ？』



綾斗「今なんて？」



なんで流星も聞いてくるんだ？



流星『蘭…倉庫に来てないか？』



綾斗「俺もそれが聞きたくて

電話したんだが…


舞蝶にも来てないんだな」



流星『結斗の方にも電話したけど…

来てないって…』



綾斗「陸兎の方は？」



流星『今からするつもりだ…


なんか嫌な予感しかしねぇんだよ……』



俺も……そんな気がしてきた……



綾斗「早く陸兎に電話した方がいいかもな


なにか分かったらまた電話してくれ」



流星『あぁ、わかった』



プツッ



奏「どうしたの？


あんまりいい内容の

電話じゃなさそうだけど…」



綾斗「蘭は舞蝶の倉庫にいないらしい…」


潤「じゃあうちに居るってことか？」


綾斗「今流星が陸兎に確認してる」


奏「どうしよう…………


嫌な予感しかしないよ……」