闇の中に咲くランの花 Ⅲ
キキーッ


「疾風様、着きました」



疾風「うん!ありがと!」



ちゃんとお礼言うんだ…



蘭「運転、ありがとうございました」



カラカラカラ



私はキャリーバックを引いて歩き出した






つもり……



疾風「キャリーバックはほかの人に任せて!


早く入るよ!」




ギュッ


そう言って手を掴んできた



蘭「ヤッ!!」


バッ



わたしは咄嗟に腕を振り払った



疾風「あぁそっか……男嫌いだったね……」



ヤバイ……いくらとっさの反応だったとしても


乱条にこんなことしたら……



疾風「まぁいいけど?」



あれ?以外だ……なにかしてくると思った…

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