闇の中に咲くランの花 Ⅲ
綾斗「明日、一番に来てやるからな!


待ってろよ!」







貴史「ハイハイ!


さようなら!」






バタンッ







静かになったな…………








貴史「蘭、天然もいいけど


早く伝えてやらねぇと


誰かに取られちまうぞ?」








蘭「ん?何を?」








貴史「マジか…


ここまで言って分からないか……」






何言ってんだ?






貴史「はっきり言うと


早く好きな人に『好き』って言わねぇと


誰かに先越されて


取られるぞってことよ!」







な、なんで私に好きな人がいるって


知ってんだ!?








貴史「じゃあ明日な!」








蘭「ちょっと!貴史!


なんで知ってんだよ!」







バタンッ






なんだよ……分からずじまいかよ!







これじゃあ気になって眠れねぇよ!!!!






蘭side end
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