闇の中に咲くランの花 Ⅲ
沖縄旅行!
今なんと!



















沖縄に来ております!!








潤「海だ────────っ!!」







奏「あつ────────いっ!」







楓「沖縄──────────っ!」









なんか色々叫んでるけど



なんで沖縄にいるかと言うと








────────────


文化祭が終わり



次の日学校に行くと






ガラガラ



蘭『おはよ〜』






桃真『お前ら!


今からの放送ちゃんと聞いとけよ!』







綾斗『放送…?』







蘭『なんで?』








桃真『文化祭で売上1位だったら


沖縄旅行ってやつ忘れたのか?』







蘭『なるほど!


その発表を今からやるってことだな!』










桃真『そうゆうことだ!』









ピンポンパンポーン





涼『あ あー


よしっ!お前ら!お待ちかねの発表タイムだ!



なんと2日での売上額


30万のクラスがあった!』







蘭『30万!?そんだけあったら



カフェオレ何個買えると思ってんだよ!』








綾斗『カフェオレって可笑しいだろ!』








奏『そうそう!そこはお菓子でしょ!』








潤『それもちゃうわ!』







涼『そして売上30万のクラスは……

























2年Sクラス!!


おめでとう!そしてありがとう!』








蘭『ありがとう?』







涼『それじゃあ2日後に沖縄に出発だ!


細かいことは担任に聞け!



それじゃあ楽しめ!』






ブチッ






桃真『はぁ?俺なんも聞いてねぇぞ!』








蘭『また適当だな』








桃真『まぁ後で聞いとくか…』






─────────────


そんなこんなで2日が経ち




沖縄に来ているというわけです!








未だになんで “ありがとう” なんて言ったのか



わかんねぇけどな








桃真「よしっ!


ホテルに荷物置いたら夕方まで自由だ!


警察沙汰にならんよう気をつけるんだぞ!」










全員「「「はぁーい!」」」









奏「じゃあ荷物おきに行こう!」








蘭「そうだな!」







楓「そうそう!


沖縄に行くって母さんに言ったら


蘭の水着もらった」







そう言って袋を渡してきた







蘭「これ私にか!?」







奏「そう!」









蘭「でも前にも作ってもらったし…



これは持って帰って!」







楓「そんなことしたら母さんが

泣いちゃうよ〜(涙目」







えぇ!?








奏「お願いだからもらって〜?(涙目」









ギャー!!うるうる攻撃だ!!









蘭「貰う!貰いたい!貰わせて!


ホントにありがとう!」








楓・奏「「どういたしまして!」」










双子のハモリいつ聞いても凄い!!










あっ、部屋についた








蘭「じゃあこのあとすぐに泳ぎに行くか!」








潤「おう!」








流星「じゃあ準備できたらロビー集合な!」








蘭「わかった!後でな!」







ガチャ






うはぁ〜!!





広っ!広っ!






ヤバーイ!!




ココで2泊3日!







ひとりじめだ!!!!










よしっ!




さっさと準備するか!






まずは水着の準備だ!



凛華さんどんな感じの作ってくれたんだ〜?








そう思って袋の中を見てみた









えぇ!?




2着も入ってる!?








1着目は


フリルのついた黒ビキニに



ジーンズ生地のパンツ





フリル……




まぁスカートじゃないだけいいか








2着目は






ん?これは……!










スススススカート!?





ムリムリムリムリ!!!






スカートじゃなくてよかったって


思ったところじゃん!



黒なのはいいんだけど…スカートは…




凛華さんには悪いけど…




こればっかりは!









私は黒のビキニを手さげに入れて



その他のものも準備して部屋を出た








ガチャ









蘭「うわぁ!びっくりした〜」








綾斗「そんなにビックリすることかよ」







だってドア開けたら真ん前にいるんだもん







綾斗「準備できたんだろ?


早く行こうぜ?」








もしかして…待っててくれたのか?









ドキッ





ヤバッ



スゲー嬉しいんだけど








綾斗「まぁ夏の時みたいにナンパされて



どっか行かれても困るからな」







あぁそんなことあったな





あれってナンパだったんだな?









綾斗「何ボーッとしてんだ?さっさと行くぞ」








蘭「お、おぉ!」








そしてロビーに向かった








奏「やっと来た!」







朔夜「なんで綾斗が一緒に来てんだよ!」








綾斗「たまたま会ったから」







海「ふぅ〜ん?


まぁいいけど早く着替えに行こっ!」








蘭「おう!」








そして更衣室についた







蘭「じゃあ着替えたら


またここに集合でいいか?」






翠「OK」





翔希「ナンパされんなよ…」






蘭「またまた〜


そんな心配いらねぇって!」







そう言って更衣室に入った







数分後






蘭「やっぱりすごいな〜



サイズピッタリ!」







あれ?





採寸してもらったことなんてあったっけ?










まぁいっか





よしっ!最後にパーカーを着て






私は更衣室を出て集合場所に向かった








ナンパされんなよって言われてもみんなが



女の子たちに逆ナンパされてんじゃん







みんなの方こそ気をつけた方がいいと思うな








あれ?




まだ来てないな






男のくせに着替えが遅いんだから








海「蘭──!!」





蘭「おっ!海!遅いぞ!」





海「そうかな?」




蘭「てか、海だけ?みんなは?」




海「みんな?


飲み物とか買ってる!」








集合より先に!?





そりゃダメだろ!






まぁ別にいいけど







海「みんなが来る前に


シートとか引いておこ!」






蘭「おぉ!そうだな!」







そう言って海の方に向かった







蘭「スゲェ!


私たち貸切状態じゃん!」







ほかの人が人っ子一人いねぇ!







海「ほんとだ!


涼さんなんかしたのかな?」








蘭「そんなお金ないでしょ!


だってりょっちゃんだもん!」







海「それもそうだね!」







う〜ん



どこら辺がいいかな〜






まぁ広いんだし広々といきますか!









蘭「海!シートPlease!」








海「OK!」








バサッ










蘭「よぅし!



こんなもんかな!」







にしてもアッチ〜






10月とは思えねぇな







私はパーカーを脱いだ








海「わぁ!



蘭!可愛い!!!!!!」








ギュッ







蘭「うおっ!」










海「すっごい似合ってる!」









蘭「ホントか?



ありがとう!」







海「パーカー着てたから


水着来てないのかと思ったよ〜」







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