闇の中に咲くランの花 Ⅲ
綾斗side
俺たちは今
大切な人に贈るプレゼントを作っている
まぁ大切な人ってみんな同じで蘭だけど
だからプレゼントが被らないように
みんなが作るヤツを見ながら決めた
海「おばあちゃん〜
ここどうやればいい?」
「ここはね〜
これをこうやって〜」
海「………………あっ!出来た!
ありがとう!おばあちゃん!」
奏「おばあちゃん〜
間違えちゃったよ〜」
「見せてごらん?
あぁなんくるないさ〜」
奏「ホントに?」
「すぐ直せるさぁ〜かしてごらん?」
このおばあさんスゲェな
俺も手伝って………
って!ダメだ!
蘭にあげるんだから自分でなんとかしねぇと!
愁「蘭どこに行ったんでしょうか?」
そう言えば…
ガタッ!
うわっ!ビックリした〜
朔夜「ナンパとかされてねぇだろうな!」
ナンパ!?
流星「それ有り得るな!
ちょっとオレ探してくる!」
もしかして変なことされてたりして!!
綾斗「俺も行くっ!」
そう言って外に出ようした時
蘭「何探しに行くんだ?」
蘭が戻ってきた
翠「どこに行ってたんだよ」
蘭「ちょっくら散歩?」
朔夜「まじビビった…
ナンパとかされてねぇだろうな?」
蘭「ナンパ?されてないけど?
つーか私をナンパするとか趣味悪っ!」
自覚なさ過ぎだろ…
蘭「そんなことより昼飯どうすんだ?」
綾斗「もうそんな時間か?」
蘭「何言ってんだよ!もう1時回ってんぞ!?」
海「うそっ!」
ぐぅ──────っ
蘭「っ//////腹なった////」
赤面するとか可愛すぎかよっ////
愁「おばあさん
ココで食べてもいいですか?」
「いいよぉ〜何にする?」
そしておばあさんの海の家で食べてから
作業の続きが始まった
その後蘭はおばあちゃんとなにか話したあと
キッチンの方に入っていった
奏「蘭はなにか作るのかな?」
海「わかんない
でも貝殻いっぱい拾ってたよね?」
楓「誰かにあげるのかな」
潤「ワイにもなんかくれるやろか〜」
翔希「そこはワイらにしろよ」
俺にもくれるかな……
最近思うんだが俺キャラ変わってねぇ?
自分で言うのもなんだが結構な俺様だったはず
好きなやつが出来ると変わるもんなんだな
てか今日の水着も可愛いよな
パーカ脱いでないからあんまりわかんねぇけど
ちょっと透け感のあるパーカだから
見えるんだよな
早く俺の物にして〜
あっ、モノ扱いされるの嫌いなんだよな
気をつけねぇと…
愁「綾斗
何考えてるのかだいたいわかりますが
ニヤニヤしないでください
気色悪いです」
綾斗「気色悪いってヒデェだろ」
奏「綾斗がニヤニヤ…
うわ〜寒気がする〜」
綾斗「はぁ!?
お前ら最近俺の扱い雑じゃね!?」
楓「……………あっ!
も───ぉ!綾斗!叫ぶなよ!
これやり直しだ……はぁ〜あ…」
綾斗「わ、悪ぃ…」
俺もこんなことしてる場合じゃないねぇな
急いでやらねぇと!
綾斗side end
愁side
久しぶりの俺sideだな
ここの海の家ってなんでも揃ってんだよな
ネックレスのチェーンだったり
指輪のリングだったり
栞の金具だったり
携帯用の透明ケースだったり
写真立てだったり
時計だったり
ホントにただの海の家か疑いたくなるよな
俺は栞を作っている
だいぶ前蘭の部屋を見た時
いろんな本が置いてあったから
多分本を読む方なんだろう
そう思って栞を作っている
俺ってあんまりセンスないし
蘭の好みとか分かんねぇけど頑張ってる!
……つもり
気に入ってもらえると嬉しいな
愁side end
奏side
僕が何作ってるかわかる?
なんと…キーホルダーだよ!
貝殻のキーホルダーなら簡単そうだったし
蘭にも使ってもらえると思って!
僕、自分で言うのもアレだけど
センスはいいと思うんだ!
でも不器用過ぎて何度も失敗して
おばあちゃんに直してもらってる
これじゃあ完成できないかもしれないな…
でも!
蘭のために僕!頑張っちゃうよ!
奏side end
楓side
俺はまた作業のやり直しだ…
綾斗が叫びさえしなければ!!
何を作ってるのかって言うと
スマホケースだ
ココには色々置いてあって
そこに透明なスマホケースがあったから
貝殻とか使ったら綺麗になるかなと思って
これにした
細かいビーズとかも置いてあったから
使ってたんだけど……
細かい…細すぎる!
奏もそうだけど
俺も自分が思った以上に不器用らしくて
結構戸惑ってる…
はぁ…完成できるか心配だァー!!!
楓side end
潤side
ワイが作っとるんは
“へあばれった” ?ちゅう
“へああくせ” ?なんや!
ようわからんやつで
何に使うんやろか〜って思っとったら
隣に写真があって最初は
『へぇ〜こんなふうに使うんか〜』
って思っただけやったんやけどな?
蘭がこの髪型したら可愛えぇやろなぁ〜
って思たんや!
“はーふあっぷ” ゆーやつらしいな
ちゅうわけで
“へあばれった”ってやつを作ってんねん!
完成のイメージがあらへんから
完成出来ひんかも…
潤side end
翔希side
俺が作ってるのは部屋のプレート
前、蘭が欲しいって言ってた
『作りたいけど時間ないし〜』って
だから部屋のプレート作ってる
貝殻とかビーズとか沖縄の砂とか使ってる
でも……眠たいな……
ちょっと寝ようかな……
ダメダメ!蘭のプレゼントの為だ!
徹夜してでも完成させる!
気に入ってもらえるといいな
翔希side end
流星side
俺は写真立てを作っている
写真立てなら部屋に飾ってもらえると思うし
この沖縄旅行で撮った写真とか
飾れて便利だからな!
蘭がなんの写真を入れるのかは知らねぇけど
俺と撮った写真を入れてくれたら……
っななななな、なんてな!/////
俺、何馬鹿な事考えてんだ!?
はぁ蘭の特別になりたい
流星side end
海side
あのね!あのね!
僕すごいの作ってるんだ!
なんと………
ブレスレットだよ!!
僕ね!手先が器用だから
ブレスレット作ってみようと思ったんだ!
あっ、いま以外とか思ったでしょ!
侵害だな〜
それに、蘭のためのプレゼントだもん!
僕!今まで以上に張り切っちゃうよ!
海side end
翠side
俺が作ろうとしてるのは
イヤリングだ
蘭はピアスしか付けてないように見えるけど
たまにイヤリングもしてるんだよ?
だからピンクとか水色の貝殻でイヤリング
作ったら気に入ってくれると思うんだ
蘭にプレゼントするのは
好きって気持ちを伝えるためじゃない
いつもありがとうって伝えるため
流星に、後悔するかもって言われたけど…
困らせたくないのは本当だから
それに蘭は綾斗が好きだから…
逃げてることと一緒かもしれないけど
好きな人を応援するのは普通のことだから
翠side end
朔夜side
俺は蘭に時計を送ろうと思ってる!
アイツいつも時計壊してるし
俺が作った時計ならいくら何でも壊さねぇだろ
そう思って時計だ!
この時計が無残な姿にならないことを祈って…
って言っても俺センスないから
まだ作業に取り掛かれてなくて
デザインを考え中だ…
デザイン、奏とか楓に頼んだ方がいいのかな
俺がやってると時間が…
って!それだったら
俺、貝殻時計に付けただけじゃねぇか!!
ダメだ!ダメだ!
自分でちゃんと考えてやってやる!
朔夜side end
俺たちは今
大切な人に贈るプレゼントを作っている
まぁ大切な人ってみんな同じで蘭だけど
だからプレゼントが被らないように
みんなが作るヤツを見ながら決めた
海「おばあちゃん〜
ここどうやればいい?」
「ここはね〜
これをこうやって〜」
海「………………あっ!出来た!
ありがとう!おばあちゃん!」
奏「おばあちゃん〜
間違えちゃったよ〜」
「見せてごらん?
あぁなんくるないさ〜」
奏「ホントに?」
「すぐ直せるさぁ〜かしてごらん?」
このおばあさんスゲェな
俺も手伝って………
って!ダメだ!
蘭にあげるんだから自分でなんとかしねぇと!
愁「蘭どこに行ったんでしょうか?」
そう言えば…
ガタッ!
うわっ!ビックリした〜
朔夜「ナンパとかされてねぇだろうな!」
ナンパ!?
流星「それ有り得るな!
ちょっとオレ探してくる!」
もしかして変なことされてたりして!!
綾斗「俺も行くっ!」
そう言って外に出ようした時
蘭「何探しに行くんだ?」
蘭が戻ってきた
翠「どこに行ってたんだよ」
蘭「ちょっくら散歩?」
朔夜「まじビビった…
ナンパとかされてねぇだろうな?」
蘭「ナンパ?されてないけど?
つーか私をナンパするとか趣味悪っ!」
自覚なさ過ぎだろ…
蘭「そんなことより昼飯どうすんだ?」
綾斗「もうそんな時間か?」
蘭「何言ってんだよ!もう1時回ってんぞ!?」
海「うそっ!」
ぐぅ──────っ
蘭「っ//////腹なった////」
赤面するとか可愛すぎかよっ////
愁「おばあさん
ココで食べてもいいですか?」
「いいよぉ〜何にする?」
そしておばあさんの海の家で食べてから
作業の続きが始まった
その後蘭はおばあちゃんとなにか話したあと
キッチンの方に入っていった
奏「蘭はなにか作るのかな?」
海「わかんない
でも貝殻いっぱい拾ってたよね?」
楓「誰かにあげるのかな」
潤「ワイにもなんかくれるやろか〜」
翔希「そこはワイらにしろよ」
俺にもくれるかな……
最近思うんだが俺キャラ変わってねぇ?
自分で言うのもなんだが結構な俺様だったはず
好きなやつが出来ると変わるもんなんだな
てか今日の水着も可愛いよな
パーカ脱いでないからあんまりわかんねぇけど
ちょっと透け感のあるパーカだから
見えるんだよな
早く俺の物にして〜
あっ、モノ扱いされるの嫌いなんだよな
気をつけねぇと…
愁「綾斗
何考えてるのかだいたいわかりますが
ニヤニヤしないでください
気色悪いです」
綾斗「気色悪いってヒデェだろ」
奏「綾斗がニヤニヤ…
うわ〜寒気がする〜」
綾斗「はぁ!?
お前ら最近俺の扱い雑じゃね!?」
楓「……………あっ!
も───ぉ!綾斗!叫ぶなよ!
これやり直しだ……はぁ〜あ…」
綾斗「わ、悪ぃ…」
俺もこんなことしてる場合じゃないねぇな
急いでやらねぇと!
綾斗side end
愁side
久しぶりの俺sideだな
ここの海の家ってなんでも揃ってんだよな
ネックレスのチェーンだったり
指輪のリングだったり
栞の金具だったり
携帯用の透明ケースだったり
写真立てだったり
時計だったり
ホントにただの海の家か疑いたくなるよな
俺は栞を作っている
だいぶ前蘭の部屋を見た時
いろんな本が置いてあったから
多分本を読む方なんだろう
そう思って栞を作っている
俺ってあんまりセンスないし
蘭の好みとか分かんねぇけど頑張ってる!
……つもり
気に入ってもらえると嬉しいな
愁side end
奏side
僕が何作ってるかわかる?
なんと…キーホルダーだよ!
貝殻のキーホルダーなら簡単そうだったし
蘭にも使ってもらえると思って!
僕、自分で言うのもアレだけど
センスはいいと思うんだ!
でも不器用過ぎて何度も失敗して
おばあちゃんに直してもらってる
これじゃあ完成できないかもしれないな…
でも!
蘭のために僕!頑張っちゃうよ!
奏side end
楓side
俺はまた作業のやり直しだ…
綾斗が叫びさえしなければ!!
何を作ってるのかって言うと
スマホケースだ
ココには色々置いてあって
そこに透明なスマホケースがあったから
貝殻とか使ったら綺麗になるかなと思って
これにした
細かいビーズとかも置いてあったから
使ってたんだけど……
細かい…細すぎる!
奏もそうだけど
俺も自分が思った以上に不器用らしくて
結構戸惑ってる…
はぁ…完成できるか心配だァー!!!
楓side end
潤side
ワイが作っとるんは
“へあばれった” ?ちゅう
“へああくせ” ?なんや!
ようわからんやつで
何に使うんやろか〜って思っとったら
隣に写真があって最初は
『へぇ〜こんなふうに使うんか〜』
って思っただけやったんやけどな?
蘭がこの髪型したら可愛えぇやろなぁ〜
って思たんや!
“はーふあっぷ” ゆーやつらしいな
ちゅうわけで
“へあばれった”ってやつを作ってんねん!
完成のイメージがあらへんから
完成出来ひんかも…
潤side end
翔希side
俺が作ってるのは部屋のプレート
前、蘭が欲しいって言ってた
『作りたいけど時間ないし〜』って
だから部屋のプレート作ってる
貝殻とかビーズとか沖縄の砂とか使ってる
でも……眠たいな……
ちょっと寝ようかな……
ダメダメ!蘭のプレゼントの為だ!
徹夜してでも完成させる!
気に入ってもらえるといいな
翔希side end
流星side
俺は写真立てを作っている
写真立てなら部屋に飾ってもらえると思うし
この沖縄旅行で撮った写真とか
飾れて便利だからな!
蘭がなんの写真を入れるのかは知らねぇけど
俺と撮った写真を入れてくれたら……
っななななな、なんてな!/////
俺、何馬鹿な事考えてんだ!?
はぁ蘭の特別になりたい
流星side end
海side
あのね!あのね!
僕すごいの作ってるんだ!
なんと………
ブレスレットだよ!!
僕ね!手先が器用だから
ブレスレット作ってみようと思ったんだ!
あっ、いま以外とか思ったでしょ!
侵害だな〜
それに、蘭のためのプレゼントだもん!
僕!今まで以上に張り切っちゃうよ!
海side end
翠side
俺が作ろうとしてるのは
イヤリングだ
蘭はピアスしか付けてないように見えるけど
たまにイヤリングもしてるんだよ?
だからピンクとか水色の貝殻でイヤリング
作ったら気に入ってくれると思うんだ
蘭にプレゼントするのは
好きって気持ちを伝えるためじゃない
いつもありがとうって伝えるため
流星に、後悔するかもって言われたけど…
困らせたくないのは本当だから
それに蘭は綾斗が好きだから…
逃げてることと一緒かもしれないけど
好きな人を応援するのは普通のことだから
翠side end
朔夜side
俺は蘭に時計を送ろうと思ってる!
アイツいつも時計壊してるし
俺が作った時計ならいくら何でも壊さねぇだろ
そう思って時計だ!
この時計が無残な姿にならないことを祈って…
って言っても俺センスないから
まだ作業に取り掛かれてなくて
デザインを考え中だ…
デザイン、奏とか楓に頼んだ方がいいのかな
俺がやってると時間が…
って!それだったら
俺、貝殻時計に付けただけじゃねぇか!!
ダメだ!ダメだ!
自分でちゃんと考えてやってやる!
朔夜side end