闇の中に咲くランの花 Ⅲ
翔希「材料は冷蔵庫の中にある…」
蘭「準備がよろしいことで…
何が食べたいんだ?
あっ、でもあるものにもよるか……」
ガチャ
蘭「えぇ〜っと……おっ、米あんじゃん
卵あるし…玉ねぎ…ウインナー…
これならオムライス作れるぞ!
アレルギーとかあるか? 」
翔希「ない………」
蘭「じゃあオムライスでいいか?」
翔希「…………」コクン
蘭「じゃあチャチャッと作るから待っとけ」
そう言ってキッチンの方に行った
蘭の手料理…
考えるだけでニヤけそう
このまま誰も来なきゃいいのn…ガチャ
?「オ───ッスッ!
遊びに来たで〜!」
翔希「………チッ」
今来んなっつったろ?
しかもうるさいヤツだ…
蘭「おぉ!久しぶりだな!潤!」
俺は殺気をガンガン出した
ブルブルッ
潤「な、何やこの部屋寒いなぁ…」
蘭「そうか?」
そうだろうな
潤「おっ?
クンクン…めっちゃええ匂いするやん!
当てたろか!チャーハンやろ!」
蘭「ざんね〜ん
オムライスでした〜!」
潤「えぇー!そんな変わらへんやん!」
なんで来たんだよ…なんで来たんだよ…
このまま帰れ〜帰れ〜
ビクッ
潤「な、なぁやっぱり寒ない?」
蘭「気のせいだろ?
あっ、潤もオムライス食べるか?」
潤「ええんか?」
翔希「嫌だ」
潤「翔希には聞いてへんやろ!」
翔希「俺が嫌ならダメに決まってんだろ」
潤「そんなルール知らんで!?」
翔希「ふんっ。今決めたからな」
潤「いやいや可笑しいやろ!」
蘭「まぁまぁ
この面子も珍しいんだしイイじゃん」
潤「せやで!」
翔希「蘭が言うならいいけど…
潤は空気として扱うからな」
潤「えっ…それ酷ぅない?」
当然の扱いだろ
蘭「おーっし!完成したぜ!」
そう言って運んできた
カタンッ
蘭「味の保証はねぇからな
特に潤の方には……………何でもねぇ」
潤「えっ!なに!?なに!?
なんか入れたんか!?
食べるのめっちゃ怖いわ!」
蘭「だから言った
味の保証はないと
翔希のは保証あるからな!」
それはよかった
翔希「いただきます」
潤「い、いただき、ます…」
蘭「どうぞどうぞ!」
パクッ
翔希「スゲェ美味い!」
蘭「ホントか!良かった良かった」
潤「な、なぁ
やっぱり何入れたんや?
怖くて食われへんわ…」
蘭「甘くて…辛くて…苦くて…すっぱい
そんな感じの味だと思うぞ?」
潤「ホンマに何入れたんやー!!!」
早く潤食わねぇかな
反応が気になる
蘭「ほらほら〜
潤も男ならバクッといっちまえよー!」
翔希「そうだそうだー(棒読み」
潤「翔希、ココロこもって無さすぎや!」
だって反応気になるだけだし
潤「………よし
わいも男や…腹を括らな…」
蘭「なんかセリフかっこいいぞ?
場面的にはアレだけど」
潤「ホンマか?
ワイってそんなにカッコええ?
アハハハーっ!」
翔希「いいからさっさと食えよ」
俺は潤からスプーンを奪って
オムライスをすくって潤の口に入れた
潤「ハグゥっ!」
『ハグゥっ』ってなんだよ
潤「もぐもぐ………
もぐ…………もぐもぐ………」
で?どうなんだよ
潤「普通に上手いやんか!」
翔希「はっ?」
蘭「そりゃそうだろ
普通に作ったんだから」
潤「で、でも!
甘いやら辛いやら苦いやら
言うたやないか!」
蘭「味見してないから
いろんな味言ってみただけだ」
潤「なんやねんそれ!」
面白い所見られると思ったけど
案外ふつーだったな
まぁ蘭も楽しそうだしいいか
その後は
トランプしたりボードゲームしたりして
帰ることになった
蘭「あっ、忘れるところだった!」
そう言うとカバンをガサゴソとあさりだした
潤「何してるんや?」
蘭「ちょっと待てよ?
入れてきたはずだから……
おぉ!あった!」
そう言って箱を渡してきた
翔希「コレは?」
蘭「私が沖縄で作ったヤツだ!」
キッチンでつくってたやつか?
食べ物じゃないよな?
あれから日にちたってるし…
潤「わぁ!なんやこれ!
コレ、手作りできたんやな!」
俺も箱の中身を見てみた
翔希「………キャンドル…」
蘭「おぅ!アロマキャンドルだぜ!
疲れが取れると思う…思うけど
保証はしない!」
蘭らしいな
あ、花が入ってる
蘭「その花はアイリス
花言葉は『信頼』『友情』だ
だからこれからも “仲間” として宜しくな」
あぁそうゆうことか
俺はそこまで頭が回らないわけじゃない
蘭が言いたいことはよく分かった
俺は蘭に振られたんだな
だからと言って諦めるとか男じゃねぇし?
俺は諦めない
蘭が誰を好きでも誰かと付き合っていても
好きだから
翔希side end
蘭「準備がよろしいことで…
何が食べたいんだ?
あっ、でもあるものにもよるか……」
ガチャ
蘭「えぇ〜っと……おっ、米あんじゃん
卵あるし…玉ねぎ…ウインナー…
これならオムライス作れるぞ!
アレルギーとかあるか? 」
翔希「ない………」
蘭「じゃあオムライスでいいか?」
翔希「…………」コクン
蘭「じゃあチャチャッと作るから待っとけ」
そう言ってキッチンの方に行った
蘭の手料理…
考えるだけでニヤけそう
このまま誰も来なきゃいいのn…ガチャ
?「オ───ッスッ!
遊びに来たで〜!」
翔希「………チッ」
今来んなっつったろ?
しかもうるさいヤツだ…
蘭「おぉ!久しぶりだな!潤!」
俺は殺気をガンガン出した
ブルブルッ
潤「な、何やこの部屋寒いなぁ…」
蘭「そうか?」
そうだろうな
潤「おっ?
クンクン…めっちゃええ匂いするやん!
当てたろか!チャーハンやろ!」
蘭「ざんね〜ん
オムライスでした〜!」
潤「えぇー!そんな変わらへんやん!」
なんで来たんだよ…なんで来たんだよ…
このまま帰れ〜帰れ〜
ビクッ
潤「な、なぁやっぱり寒ない?」
蘭「気のせいだろ?
あっ、潤もオムライス食べるか?」
潤「ええんか?」
翔希「嫌だ」
潤「翔希には聞いてへんやろ!」
翔希「俺が嫌ならダメに決まってんだろ」
潤「そんなルール知らんで!?」
翔希「ふんっ。今決めたからな」
潤「いやいや可笑しいやろ!」
蘭「まぁまぁ
この面子も珍しいんだしイイじゃん」
潤「せやで!」
翔希「蘭が言うならいいけど…
潤は空気として扱うからな」
潤「えっ…それ酷ぅない?」
当然の扱いだろ
蘭「おーっし!完成したぜ!」
そう言って運んできた
カタンッ
蘭「味の保証はねぇからな
特に潤の方には……………何でもねぇ」
潤「えっ!なに!?なに!?
なんか入れたんか!?
食べるのめっちゃ怖いわ!」
蘭「だから言った
味の保証はないと
翔希のは保証あるからな!」
それはよかった
翔希「いただきます」
潤「い、いただき、ます…」
蘭「どうぞどうぞ!」
パクッ
翔希「スゲェ美味い!」
蘭「ホントか!良かった良かった」
潤「な、なぁ
やっぱり何入れたんや?
怖くて食われへんわ…」
蘭「甘くて…辛くて…苦くて…すっぱい
そんな感じの味だと思うぞ?」
潤「ホンマに何入れたんやー!!!」
早く潤食わねぇかな
反応が気になる
蘭「ほらほら〜
潤も男ならバクッといっちまえよー!」
翔希「そうだそうだー(棒読み」
潤「翔希、ココロこもって無さすぎや!」
だって反応気になるだけだし
潤「………よし
わいも男や…腹を括らな…」
蘭「なんかセリフかっこいいぞ?
場面的にはアレだけど」
潤「ホンマか?
ワイってそんなにカッコええ?
アハハハーっ!」
翔希「いいからさっさと食えよ」
俺は潤からスプーンを奪って
オムライスをすくって潤の口に入れた
潤「ハグゥっ!」
『ハグゥっ』ってなんだよ
潤「もぐもぐ………
もぐ…………もぐもぐ………」
で?どうなんだよ
潤「普通に上手いやんか!」
翔希「はっ?」
蘭「そりゃそうだろ
普通に作ったんだから」
潤「で、でも!
甘いやら辛いやら苦いやら
言うたやないか!」
蘭「味見してないから
いろんな味言ってみただけだ」
潤「なんやねんそれ!」
面白い所見られると思ったけど
案外ふつーだったな
まぁ蘭も楽しそうだしいいか
その後は
トランプしたりボードゲームしたりして
帰ることになった
蘭「あっ、忘れるところだった!」
そう言うとカバンをガサゴソとあさりだした
潤「何してるんや?」
蘭「ちょっと待てよ?
入れてきたはずだから……
おぉ!あった!」
そう言って箱を渡してきた
翔希「コレは?」
蘭「私が沖縄で作ったヤツだ!」
キッチンでつくってたやつか?
食べ物じゃないよな?
あれから日にちたってるし…
潤「わぁ!なんやこれ!
コレ、手作りできたんやな!」
俺も箱の中身を見てみた
翔希「………キャンドル…」
蘭「おぅ!アロマキャンドルだぜ!
疲れが取れると思う…思うけど
保証はしない!」
蘭らしいな
あ、花が入ってる
蘭「その花はアイリス
花言葉は『信頼』『友情』だ
だからこれからも “仲間” として宜しくな」
あぁそうゆうことか
俺はそこまで頭が回らないわけじゃない
蘭が言いたいことはよく分かった
俺は蘭に振られたんだな
だからと言って諦めるとか男じゃねぇし?
俺は諦めない
蘭が誰を好きでも誰かと付き合っていても
好きだから
翔希side end