闇の中に咲くランの花 Ⅲ











とか言いつつあっという間に12月





雪が降る季節ですよ、皆さん








沖縄に行ったのは10月




そう…あれから2ヶ月経ってしまったんですよ






幸い綾斗のために用意した花は


まだ届いてなく枯れる心配は無いわけだが…







奏「蘭は2ヶ月間何をしていたのかな?ニコッ」





今回ばかりは奏の笑顔が黒く見えます…





今、舞蝶の倉庫に



綾斗、愁、翠、結斗、仁、虎羽、陸兄


愛ちゃん、瑞希、大地を除く


みんなが集まっている




春兎「ホントだよ!


僕らを振ったくせに告白がまだなんて!」





うぅ……




朔夜「そこに俺も含まれてんのか!?」





楓「そこはどうでもいいけど


蘭、どうするの?」






朔夜「どうでもいいってなんだよ!

おい!楓!」




今は朔夜のうるささ(?)に救われる





蘭「タイミングが………無くてよ……」




そうなんだよ



タイミングなんだよ……






だってふたりきりになりたくても



誰かしら周りにいるんだもん!





どっか行ってとも言えねぇじゃん?




呼び出したりだってしたぜ?



でもその度々に誰かが抱きついてくるか



私か綾斗の名前を呼ぶんだもん







蘭「どう考えても

お前らが邪魔してるようにしか思えねぇ」





奏「べっ、別に〜


邪魔なんかしてないよ?」





楓「お、おぉ


行く先行く先に蘭が居て〜」





春兎「抱きついて〜」





潤「遊ぼーって言うとるだけや」






蘭「それが妨害なんだよー!!!!」






翔希「じゃあ誰も来ないところに

行ってみたら?」





蘭「あっ」





そうか!


そうじゃん!






蘭「翔希!それだぜ!」






思い立ったが吉日!




今すぐ準備だ!







蘭「私!ちょっとやる事あっから帰るわ!


倉庫のことは頼んだぜ!」






流星「はいはーい


行ってらっしゃい〜」






バタンッ





いつも呼び出すところが

学校とか倉庫にいた時だったから

ダメだったんだ!



だから2人で出かけてみたらいいんだ!








今は12月…



ちょうどいいイベントと言えばクリスマスだな




でも1人でプラン立てるのには不安だから




仲のいいお友達と話し合おう!









蘭side end
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