闇の中に咲くランの花 Ⅲ
なんだろ?



綾斗の趣味とかよく分かんねぇからな





意外と恋愛ものだったりして〜




なーんてな!






























そのまさかで恋愛もの




恋愛映画なんて見たことなかったけど


意外と面白かった!








もう4時半か




蘭「綾斗どこか行きたいところとかあるか?」




綾斗「特にはねぇな」





蘭「じゃあアッチの方にある

アクセサリーショップ!


見にいってイイか?」





綾斗「あぁイイぞ」





実は綾斗のクリスマスプレゼントだけ


買ってないんだよな






何がいいかって悩み過ぎて


買えなかったんだよな






カランカランッ





ネックレスとピアスはもうあげたしな





何がいいかな……












う〜ん……




アクセサリーじゃないものにしてみるか








蘭「綾斗、欲しいものあった?」





綾斗「俺は特に

蘭は?」






蘭「私もなんかピンとくるやつがなくてさ」





綾斗「そっか

他に行きたいとことかあるのか?」





蘭「おぉ!雑貨屋さんとかがいいなって」





綾斗「じゃあ行くか」







イルミネーションは6時




まだまだ時間はあるな






あっ、たしか愛ちゃんが





愛『告白するならイルミネーションの前!


それも中央広場のね!


あそこで告白すると

恋が叶うって言われてるの!』







な〜んてこと言ってたっけ?




別に信じるわけじゃないけど


雰囲気は大切だよな!






綾斗「蘭、この雑貨屋はどうだ?」





蘭「うん!ココで!」





カランカランッ








さーて何にしようかな〜






マグカップとか!



綾斗が猫ちゃんのマグカップとか






ププッ!可愛いっ!





って!真剣に!真面目に!




でも猫ちゃんじゃなければいいよな?
















うわぁ!めっちゃカッケェの見つけた!




これにしよっ!












蘭「よしっ!これで完璧だな!」





あれ?綾斗は?





おかしいな?一緒にお店に入ったのに





もしかしてもう外に出たのか?







じゃあ急がないと!


寒いだろうし!








カランカランッ




蘭「ふぃ〜!寒っ!」




私はプレゼントの入った袋を大事に持って



綾斗を探し始めた





蘭side end
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