闇の中に咲くランの花 Ⅲ
綾斗side
俺と蘭は雑貨屋さんに来ている
トイレに行きたくなってトイレに行っていた
綾斗「あれ?」
戻ってくると蘭がどこにもいなかった
はぁ?
何でどこにもいねぇんだ?
もしかしてもう外に?
つーか電話した方が早いよな
プルルルルルップルルルルルッ
プツッ
蘭『もしもし?』
綾斗「俺だけど」
蘭『オレオレ詐欺ですか?』
綾斗「っんなわけねぇだろ!
綾斗だよ!ア・ヤ・ト!」
蘭『電話越しだと分かりにくっ!』
いや、まず表示されるだろ
誰からかかってきたか
綾斗「てか、どこにいんだ?」
蘭『綾斗こそ!』
綾斗「俺はまだ雑貨屋の中にいるけど?」
蘭『えぇ!?』
なんでビックリして…
ん?クリスマスソングが聞こえる?
綾斗「もしかして外にいるのか?」
蘭『あ、あぁ
もう外に出て行ったのかと思って……』
綾斗「マジか
いまどこ」
蘭『人が多すぎて何がどこにあるのか全く
分かんねぇ』
綾斗「なんか出けぇ建物とかないか?」
蘭『う〜ん
あっ!クリスマスツリー!
イルミネーションやるツリーが見える!』
綾斗「ツリーの下まで行けそうか?」
蘭『あぁ!頑張って行ってみる!』
綾斗「イイか?ぜってぇ動くなよ?」
蘭『あぁ!わかって…うわぁ!』
ガシャン
綾斗「はっ?おい!蘭!?蘭!」
ツーツーツー
切れた?
俺はもう1度蘭に電話をかけた
すると
プツッ
綾斗「あ、らn『おかけになった電話わ
現在使われておりません。』
はぁ?」
そんな機械音が聞こえてきた
電源が切られたのか?
でもちょうど今電話してた所だぜ?
それに電源切る必要も無いし
蘭に何かあったのか!?
まさかまたナンパに捕まったとか!?
急がねぇと!
俺は店を飛び出してイルミネーションのやる
ツリーへと向かった
綾斗「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
ら、蘭」
ツリーが見えてきた
何処だ
どこにいんだよ
綾斗「蘭!!!」
蘭「なに?」
綾斗「ウワァ!!」
蘭が後ろにいた
蘭「そんな大声で呼ぶなよ////
恥ずかしいって////」
綾斗「わ、悪ぃ」
蘭「それよりそんなに焦ってどうした?」
綾斗「いきなり電話が切れたから
ナンパにあったのかと思って」
蘭「電話……あぁ!
電話してたら後ろから押されて携帯落としてさ
そしたらこの有様よ」
蘭の手には画面の割れた携帯が
蘭「取ろうとしたら踏まれてよ
あんのクソジジイ、酔っ払ってやがってよ
踏んだら踏んだで謝ると思ってたら
遊ばねぇかとか言いやがってよ
気持ちわりぃ」
うわぁ〜
めっちゃ機嫌わりぃ
俺、告白しても振られるかもしんねぇ
蘭『はぁ?私は機嫌が悪ぃんだよ
冗談言ってんじゃねぇよ!!』
とか言われそ〜
でも今日を逃したら……
蘭「ん?綾斗?どうか、したのか?」
そう言ってしたから俺の顔を覗き込んだ
自然と上目使いになるわけで…
綾斗「っ//////////」
蘭「顔赤いぞ!?若しかして風邪ひいたのか?
寒いもんな!大丈夫か!?
カフェでも入るか?」
無自覚め〜!
綾斗「風邪じゃねぇよ
それよりイルミネーション
もうちょっとじゃねぇか?」
蘭「あっ、ホントだ」
愛さんが言ってたよな
このツリーの下で告白すると
恋が叶うって
そんなの信じるわけじゃないけど…
愛さんが言うんだぜ?
蘭「あっ、あと20秒ってカウントされてる!」
ホントだ
蘭「10からカウントしようぜ?」
綾斗「いいぜ?」
ゼロで……
ゼロで言おう
蘭・綾斗「「10」」
蘭・綾斗「「9」」
蘭・綾斗「「8」」
蘭・綾斗「「7」」
蘭・綾斗「「6」」
蘭・綾斗「「5」」
蘭・綾斗「「4」」
蘭・綾斗「「3」」
蘭・綾斗「「2」」
蘭・綾斗「「1」」
蘭・綾斗「「好きだ!」」
へっ?
蘭「っ/////な、いま、な!へっ!?」
綾斗「可愛い」
蘭「あ、綾、綾斗が/////
壊れた!//////」
真っ赤になりながら変な事言うとか
もうマジで抱きしめたい
触りたい
ずっと一緒にいたい
ギュッ
蘭「へっ!?///////
あああああああ、綾斗!?////」
綾斗「ふっ “あ” が多すぎ
ほんとに可愛い」
蘭「ね、ねぇやっぱり風邪?
好きって言う相手間違えてない?」
綾斗「何いってんの?
俺が好きなのは……」
蘭「言わないで!」
えっ?
蘭「あ、綾斗の好きな人の名前とか…
き、聞きたくない…」
なんで?
なんでそんなに泣きそうな顔してんだよ
蘭「ちゃんと相手を確認して
その子に伝えてあげて?」
綾斗「えっ?蘭、何言ってんだ?」
蘭「あのな、私綾斗のことが好きだ」
聞き間違えじゃなかった!
蘭「でも綾斗に他に好きな人がいるのは
知ってる
でも伝えないと後悔すると、思って、さ」
声が途切れ途切れにしか聞こえない
もしかして……
綾斗「泣いてるのか?」
俺と蘭は雑貨屋さんに来ている
トイレに行きたくなってトイレに行っていた
綾斗「あれ?」
戻ってくると蘭がどこにもいなかった
はぁ?
何でどこにもいねぇんだ?
もしかしてもう外に?
つーか電話した方が早いよな
プルルルルルップルルルルルッ
プツッ
蘭『もしもし?』
綾斗「俺だけど」
蘭『オレオレ詐欺ですか?』
綾斗「っんなわけねぇだろ!
綾斗だよ!ア・ヤ・ト!」
蘭『電話越しだと分かりにくっ!』
いや、まず表示されるだろ
誰からかかってきたか
綾斗「てか、どこにいんだ?」
蘭『綾斗こそ!』
綾斗「俺はまだ雑貨屋の中にいるけど?」
蘭『えぇ!?』
なんでビックリして…
ん?クリスマスソングが聞こえる?
綾斗「もしかして外にいるのか?」
蘭『あ、あぁ
もう外に出て行ったのかと思って……』
綾斗「マジか
いまどこ」
蘭『人が多すぎて何がどこにあるのか全く
分かんねぇ』
綾斗「なんか出けぇ建物とかないか?」
蘭『う〜ん
あっ!クリスマスツリー!
イルミネーションやるツリーが見える!』
綾斗「ツリーの下まで行けそうか?」
蘭『あぁ!頑張って行ってみる!』
綾斗「イイか?ぜってぇ動くなよ?」
蘭『あぁ!わかって…うわぁ!』
ガシャン
綾斗「はっ?おい!蘭!?蘭!」
ツーツーツー
切れた?
俺はもう1度蘭に電話をかけた
すると
プツッ
綾斗「あ、らn『おかけになった電話わ
現在使われておりません。』
はぁ?」
そんな機械音が聞こえてきた
電源が切られたのか?
でもちょうど今電話してた所だぜ?
それに電源切る必要も無いし
蘭に何かあったのか!?
まさかまたナンパに捕まったとか!?
急がねぇと!
俺は店を飛び出してイルミネーションのやる
ツリーへと向かった
綾斗「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
ら、蘭」
ツリーが見えてきた
何処だ
どこにいんだよ
綾斗「蘭!!!」
蘭「なに?」
綾斗「ウワァ!!」
蘭が後ろにいた
蘭「そんな大声で呼ぶなよ////
恥ずかしいって////」
綾斗「わ、悪ぃ」
蘭「それよりそんなに焦ってどうした?」
綾斗「いきなり電話が切れたから
ナンパにあったのかと思って」
蘭「電話……あぁ!
電話してたら後ろから押されて携帯落としてさ
そしたらこの有様よ」
蘭の手には画面の割れた携帯が
蘭「取ろうとしたら踏まれてよ
あんのクソジジイ、酔っ払ってやがってよ
踏んだら踏んだで謝ると思ってたら
遊ばねぇかとか言いやがってよ
気持ちわりぃ」
うわぁ〜
めっちゃ機嫌わりぃ
俺、告白しても振られるかもしんねぇ
蘭『はぁ?私は機嫌が悪ぃんだよ
冗談言ってんじゃねぇよ!!』
とか言われそ〜
でも今日を逃したら……
蘭「ん?綾斗?どうか、したのか?」
そう言ってしたから俺の顔を覗き込んだ
自然と上目使いになるわけで…
綾斗「っ//////////」
蘭「顔赤いぞ!?若しかして風邪ひいたのか?
寒いもんな!大丈夫か!?
カフェでも入るか?」
無自覚め〜!
綾斗「風邪じゃねぇよ
それよりイルミネーション
もうちょっとじゃねぇか?」
蘭「あっ、ホントだ」
愛さんが言ってたよな
このツリーの下で告白すると
恋が叶うって
そんなの信じるわけじゃないけど…
愛さんが言うんだぜ?
蘭「あっ、あと20秒ってカウントされてる!」
ホントだ
蘭「10からカウントしようぜ?」
綾斗「いいぜ?」
ゼロで……
ゼロで言おう
蘭・綾斗「「10」」
蘭・綾斗「「9」」
蘭・綾斗「「8」」
蘭・綾斗「「7」」
蘭・綾斗「「6」」
蘭・綾斗「「5」」
蘭・綾斗「「4」」
蘭・綾斗「「3」」
蘭・綾斗「「2」」
蘭・綾斗「「1」」
蘭・綾斗「「好きだ!」」
へっ?
蘭「っ/////な、いま、な!へっ!?」
綾斗「可愛い」
蘭「あ、綾、綾斗が/////
壊れた!//////」
真っ赤になりながら変な事言うとか
もうマジで抱きしめたい
触りたい
ずっと一緒にいたい
ギュッ
蘭「へっ!?///////
あああああああ、綾斗!?////」
綾斗「ふっ “あ” が多すぎ
ほんとに可愛い」
蘭「ね、ねぇやっぱり風邪?
好きって言う相手間違えてない?」
綾斗「何いってんの?
俺が好きなのは……」
蘭「言わないで!」
えっ?
蘭「あ、綾斗の好きな人の名前とか…
き、聞きたくない…」
なんで?
なんでそんなに泣きそうな顔してんだよ
蘭「ちゃんと相手を確認して
その子に伝えてあげて?」
綾斗「えっ?蘭、何言ってんだ?」
蘭「あのな、私綾斗のことが好きだ」
聞き間違えじゃなかった!
蘭「でも綾斗に他に好きな人がいるのは
知ってる
でも伝えないと後悔すると、思って、さ」
声が途切れ途切れにしか聞こえない
もしかして……
綾斗「泣いてるのか?」