闇の中に咲くランの花 Ⅲ
蘭side



まさか綾斗と両想いだなんて…



思ってもみなかった







嬉しすぎで死にそう






私たちはまだ抱き合ったまま





綾斗「そう言えば


さっきなにを買ったんだ?」






買った?






あっ!そうだった!




幸せすぎて忘れてた!






私は綾斗から離れて袋からプレゼントを出した






蘭「MerryX'mas!


クリスマスプレゼントだ!」





綾斗「さっき買ってたのは

俺へのプレゼント?」





蘭「おぉ!」





綾斗「マジで嬉しいっ


開けてもいいか?」





蘭「気に入ってくれたら嬉しい」





箱を開けると


マグカップが二つ入っている




一つ目は黒に赤い龍が描いてあって


二つ目は白に青い龍が描いてある





綾斗「すげぇカッコイイ!

でもなんで二つ?」





蘭「あ、いや…

綾斗が家でだれかと

使えばいいかなと思って…」





綾斗「じゃあ俺の家に来た時使ってくれよ?」




蘭「うん!」














綾斗が家に送ってくれて


陸兄にギャーギャー言われて


いつもならキレると思うけど


幸せだったから何もしなかった






春兎は綾斗に


『蘭を泣かせるようなら

綾斗でも許さないからね?』




って黒い笑顔で言ってたけど





私が泣くわけない!







愛ちゃんにも報告した!



すごく喜んでくれてた!





それと、なんと!




愛ちゃんと大地!


付き合うことになったんだってよ!







ほんとのほんとにHappy Xmas!










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