闇の中に咲くランの花 Ⅲ
翠「何言ってるんですか!!」


愛「蘭ちゃんはそれを願ってると思う…」


蘭が………願ってる?


朔夜「いくら愛さんでもそんな事

言うなんて…………許さねぇ!」



愛「別にいいよ……



蘭ちゃんがなんで姿を消したか……


分からないんだよね?」



翠「わかるわけないですよ……」



愛「そっ……じゃあ探さない方がいい」



もしかして…愛さんは何か知ってる?



奏「さっきから何言ってんだよ!」



愛「そのまま…


理由もわからず蘭ちゃんを見つけても……


蘭ちゃんの努力が無駄になるだけよ…」



蘭の努力?



楓「意味わかんねぇよ!」



愁「愛さんは何が言いたいんですか?」



愛「だから………


蘭ちゃんが姿を消した理由が

分からないなら



探さないのが


蘭ちゃんのためになるって言ってるの」



朔夜「あ”ぁぁあああ!もう出てってくれ!


頭が可笑しくなりそうだ!」



愛「まぁわかんないならいいんじゃない?


どうなろうと……私はしらないから」



それだけ言うと部屋を出ていった
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