闇の中に咲くランの花 Ⅲ
デリカシーなさすぎ……





次はない………か……




この話持ち出したらみんな、


消されそうだな……



これは……しばらく持ち出せない話題だな…


────────────


と言うことがあったんだよな……


ゾクッ


思い出すだけで鳥肌がたつ



はぁ……唇荒れちゃったんだよね…


脱ぐり過ぎて……



でも……陸兄とのは嫌じゃなかったんだよな





あれ以来、疾風とは話してない



と言うか私は部屋を出てない




別にご飯食べないのは慣れっこだし



それに亜美さんがたまに持ってきてくれるし




それにやっぱり関わり過ぎない方が


探りやすかったりもするし……



あーぁ……会いたいな………

















な、なんであの人が浮かぶの!?



可笑しい!可笑しい!




今はこっちに集中!!



コンコン



誰?亜美さんかな…



でも一応……



蘭「どなたですか?」



そう聞いて亜美さんの声が返ってくる








そう思っていた



「僕だけど……」



ドキッ


は、疾風?



蘭「どうぞ」



カチャ



疾風「あのさ……」



蘭「なに?」
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