闇の中に咲くランの花 Ⅲ
蘭「じゃあ私の話を最後まで聞いて」
疾風「話を聞くだけでいいの!?」
蘭「ただしどんな話だとしても
ちゃんと聞くこと
口を挟んだ時点で
もう疾風の事は好きにならないと宣言する」
疾風「じゃあどんな話でも最後まで聞いたら
好きになってくれるの?」
蘭「う〜ん………
話を聞き終わった後の疾風を見てから決める」
疾風「わかった……ちゃんと最後まで聞くよ
どんな話でも」
蘭「今の言葉に嘘はない?」
疾風「うん!
蘭ちゃんに好きになってもらうためなら!」
蘭「質問したりしたら答えて」
疾風「わかった!」
蘭「疾風のお兄さんの事故死……
私も引っかかった……」
“お兄さん”
その単語を聞くと一気に表情が暗くなった
疾風「その話は」
蘭「最後まで聞くって言ったよな?」
その後何か言いたげだったけど
私は話を続けた
疾風「話を聞くだけでいいの!?」
蘭「ただしどんな話だとしても
ちゃんと聞くこと
口を挟んだ時点で
もう疾風の事は好きにならないと宣言する」
疾風「じゃあどんな話でも最後まで聞いたら
好きになってくれるの?」
蘭「う〜ん………
話を聞き終わった後の疾風を見てから決める」
疾風「わかった……ちゃんと最後まで聞くよ
どんな話でも」
蘭「今の言葉に嘘はない?」
疾風「うん!
蘭ちゃんに好きになってもらうためなら!」
蘭「質問したりしたら答えて」
疾風「わかった!」
蘭「疾風のお兄さんの事故死……
私も引っかかった……」
“お兄さん”
その単語を聞くと一気に表情が暗くなった
疾風「その話は」
蘭「最後まで聞くって言ったよな?」
その後何か言いたげだったけど
私は話を続けた