闇の中に咲くランの花 Ⅲ
蘭「じゃああの抗争

私が欲しいとかじゃなくて

ただ私の親を殺したかったから?」



疾風「その時は純粋に蘭ちゃんが欲しかった


まさかの蘭ちゃんの親がアイツらだったなんて


抗争が始まってから気づいたよ


だからあの時、殺して

蘭ちゃんの中に苗を植え付けた






















“私の性”って言う絶望の苗をね?」



蘭「なんで?」



疾風「何が?


絶望を植え付けたこと?



だって蘭ちゃんは責任感が強い



全部“自分の性、自分の性”って抱え込むから


後々俺の物にしやすいかなって」



最低だ………










でも真実を知ったら………どうなる?



蘭「ここからは私が突き止めた真実を話す」



疾風「はぁ?真実?」



蘭「ここからいう事は

曲げようのない真実………

しっかり受け止めて………」




疾風「何それ……

真実とか意味わかんないんだけど」
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