闇の中に咲くランの花 Ⅲ
蘭「お兄さんは

その仕切りや玉に気づかなかった


それにエンジン音がうるさく

カタカタっていう音は全くと言っていいほど

聞こえない……



平坦な道なら玉の移動はほとんどないが

グネグネ道なら移動は激しくなる


そしてちょうどいいスピードになると

ブレーキのしたに入るようになってたんだ」



疾風「はぁ?そんな非現実的なのものが

あるわけないだろ?」



蘭「それが現実で起こったから

事故になったんじゃないか」



疾風「……………。」



蘭「その事故った場所は信号の近く


ブレーキが効かなかったんだろう


止まることが出来ず勢いに載って


電信柱にぶつかった



そして最悪なことに

エアバッグが作動しなかった」



疾風「エアバッグはなんで?」
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