闇の中に咲くランの花 Ⅲ
カランカラン


「いらっしゃいませ。

2名様でよろしいですか?」



綾斗「ハイ。」



「ではこちらの席へどうぞ」



そして案内された席に座った



愛「で?

綾斗君は蘭ちゃんの何を知りたいの?」



綾斗「前、愛さん言いましたよね?

まだ何か知ってるけど言えないって」



愛「言ったわね………」



綾斗「その内容……教えてくれませんか?」



愛「………………………。」



綾斗「俺は……俺たちは

1分…1秒でも早く蘭に会いたいんです」



愛「……………ちょっと考えさせて」



綾斗「何分ぐらいですか?」



愛「考えがまとまるまで……」



綾斗「わかりました

じゃあ考える間、何か食べませんか?


今回は俺が奢りますから」



愛「それホント?」



綾斗「ハイ。連れ出したのは俺なんで」



愛「じゃあお言葉にあまえて……」
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